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内耳​MRI解析

内耳MRI解析

T2強調画像とHydrops画像(内外リンパ差分像)から、めまい平衡に関わる内リンパ水種のボリュームを特定します。治療効果の判定や状態の説明に有効とされます。

・T2強調画像とHydropse画像(内外リンパ差分像)から内リンパ水腫を自動で特定

・内耳容積(TFS)内リンパ容積(ELS)とその割合(Ratio)を算出

・ELSやRatioがメニエール病や急性低音感音性難聴など、めまい平衡に関わるとされています

見た目だけでなく「数値(ボリューム)」で内リンパ水腫の評価が可能です。画像診断レポートや患者への説明など、これまでにない画像の価値を引き出します。

めまい感音難聴に関して、内耳MRIでは以下のことが言われています​。

 

・内耳造影MRIで、健常成人の内耳にないリンパ腔の拡大を認めることがある。

・急性低音障害型感音難聴の回復例では内リンパ腔の拡大を認めない。

 また前庭・蝸牛の内リンパ啌を観察することにより疾患予後の推定が可能である。

・内リンパ水腫関連の疾患の中でメニエール病の内リンパ腔が最も広がっていた。

・メニエール病症例における前庭の内リンパ水腫は外側・後半規管に拡大することがあり、平衡機能検査に影響することがある。

(耳候頭頸 95巻1号 2023年1月 特集「どこまで読める?MRI典型所見アトラス」)

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